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社会調査士の資格取得について
社会学専修では、「社会調査士」の資格を取得できる授業科目を用意しています。その授業のほとんどは行動科学コースの専門科目であり、学年毎に卒業に必要な単位を取得しながら、無理なくこの資格を取得することができます。
「社会調査士」の資格認定は試験によるものではなく、あらかじめ各大学・大学院における関連科目を認定しておき、これら「認定科目」の単位取得状況を審査して事後的に資格を付与する仕組みです(学芸員などと同じです)。資格の取得には、授業料とは別に費用がかかります。
社会調査士の資格取得のため履修が必要な科目
資格取得のために必要となる科目(認定科目)は、下記の通りです。「統計学A」は1年次に履修できる「普遍教育科目」です。その他の授業は、すべて行動科学コースの専門科目です。
下記の授業で※印のあるものは、社会学専修の学生を対象とするものです(行動科学コースで社会調査士資格を取得するためには、2年次以降、社会学専修に所属することが必要です)。
- 統計学A(1)~(5)のいずれか一つ(注)〔普遍教育科目〕
- 社会調査概説a(2年前期) 〔専門科目〕
- 社会調査概説b(2年後期)※ 〔専門科目〕
- 生活史の社会学aまたは生活史の社会学b(2年次または3年次)〔専門科目〕
- 社会学データ分析a(3年前期)※ 〔専門科目〕
- 社会調査実習a(3年前期)※ 〔専門科目〕
- 社会調査実習b(3年前期)※ 〔専門科目〕
- 社会調査実習c(3年後期)※ 〔専門科目〕
- 社会調査実習b(3年後期)※ 〔専門科目〕
(注)2020年度以降の入学生へ
- 「統計学A」と「データサイエンスA」は同時に履修することができません。社会調査士の資格取得を予定している人は、1年次に「データサイエンスA」を履修せず、「統計学A」を履修すること。
- 「統計学A」は、普遍教育科目ですが、卒業要件となっている学術発展科目群の数理・データサイエンス科目ではありません。「統計学A」の単位を卒業要件をみたすための単位としてカウントする場合は、自由選択になります。
- 数理・データサイエンス科目(3単位)については、「情報リテラシー」(2単位)と「データサイエンスB」(1単位)を履修することで、卒業要件をみたすことができます。
資格取得のための手続きについて
「社会調査士」の資格取得の具体的な手続きや費用等については、2年次以降のガイダンスにて詳しくお知らせします。資格の詳細については、社会調査協会のホームページをご覧下さい。社会調査協会による学生向けのページはこちらです。
補足
「社会調査士」の資格は、2003年11月に、日本社会学会・日本行動計量学会・日本教育社会学会の三つの学会が合同で設立した「社会調査士資格認定機構」(2008年12月「一般社団法人 社会調査協会」に改組)が独自に認定している資格です。資格には「社会調査士」(学部卒相当)と「専門社会調査士」(博士前期課程修了相当)があります。