調査実習2000第2回
~文献研究~
Time Table
時間 | 内容 |
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13:00 | ・「ジャックローラー」(Shaw,Clifford R., 1930)
(記事未提出) |
13:40 | ・「口述の生活史 -或る女の愛と呪いの日本近代-」(中野 卓, 1977)
・この本は、編者(中野)が水島臨海工業地帯(岡山県)の「公害」問題に関連した ・ヒイバァサンから聞いた彼女が生まれる前の祖父、曾祖母、父にまつわる話から、 さすがに長い人生!いろいろあるもので、彼女の人生も実に波瀾に満ちていた。 |
14:15 | ・「物語としての「家」 パーソナル・ヒストリーに見る日常生活の解釈」(橋本 満, 1994)
京都に室町時代から続く、錦小路という商店街に住んでいる6人の人々のパーソナル・ヒストリー。 <本の構成> プロローグ 第1部 男たち 第2部 女たち エピローグ |
14:50 | ・総評 |
14:55 | <休憩> |
15:10 | ・研究テーマの選定討議 |
16:00 | <終了> |
~実地調査~
時間 | 内容 |
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15:10 | 調査のテーマを決めるためのブレーンストーミング全員がそれぞれ自分の興味のあること、この調査実習でやってみたいことを思いつくままに発表して、 それをひたすら記録するという作業を行う。(KJ法) その結果、 流行について 離婚 毎週マンガを買う人 末裔 一人暮しする人 変身願望の人 ホームレスの人 伝統芸能 家業と後継者 双子 カード犯罪 女性の仕事観 整形 ミュージシャン ベース奏者 バーチャル恋愛 宗教 政治家 番長 マスコミ業界の人 17歳の人 閉ざされた場所 故郷について CM スーパーマーケット おみやげ 発明王 旅人 コギャルとその家族 スティグマ 日本人学生 の留学について などなど、全部で120ものテーマとなり得る意見が出された。 |
Field Notes
- 「ジャックローラー」は自分にとってかなり興味が持てる本だった。最後にスタンレーが更正するあたりが救いがあってよいし、ライフヒストリーが社会学研究に役立つばかりでなく、語ったその本人にも何かかえってくるのでは、と私は感じた。
- ブレーンストーミングは楽しかったし、やってみたいと思えるテーマが多かった。ただ、やはり分類はもめた。1人で考えるのと違い、自分がいいと思うのと違う意見がどんどん出る。これに慣れたい。
- ライフヒストリー法の成果たる文献3冊を紹介してもらったのだが、本当正直な話、僕はライフヒストリーを記述してある ものを読んでも「ふぅん・・・。」としか思えない性分で、今日は今日とて「ふぅん・・・。」の連続。社会学を専攻している身でこんな事では、危機感の一つ も持った方がいいのだろうか・・・?