調査実習1998

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1998年度社会調査実習
(担当教員:長谷 正人・中江 桂子)

報告書1999年3月31日発行

セルフヘルプグループ ~生きづらさの修辞学~

序 調査の概要

第一部 セルフヘルプグループの基礎知識
 第1章 セルフヘルプグループへの入り口として
 第2章 セルフヘルプグループの現状 ― アンケート調査の報告

第二部 私達のセルフヘルプグループ体験
 第1章 患者会
  ◆ 「ガン」とともに、生きがいとともに ― どんぐりの会 
  ◆ 家族とともにガンを生きる ― どんぐりの会 
  ◆ 仲間の患者たちから学ぶ ― どんぐりの会 
  ◆ 僕がガン患者に叱られた日 ― どんぐりの会 
  ◆ 「らくちん」に行こう ― AS友の会 
  ◆ 「ぼけ」というネガティブなイメージからの解放 ― 呆け老人を抱える家族の会 
 第2章 遺族会
  ◆ 子供を失うという経験 ― SIDS家族の会 
  ◆ 子供の死は誰の責任でもない ― SIDS家族の会
  ◆ しっかり悲しみ、しっかり苦しみ、そして歩き出す人生 ― つくしの会 
 第3章 依存症者の会
  ・アルコール依存 
  ◆ AAってどんなとこ?~世界に広がるSHGにふれて ― AA
  ◆ 生きがいとしての断酒会~日本文化の中のSHG ― 断酒会
  ・薬物依存 
  ◆ 「底つき」からの一歩へ ― DARC
  ◆ 羨ましさの裏にあるもの ― DARC
  ・ギャンブル依存 
  ◆ 人生の観客~見守り続けてくれる匿名の仲間たち ― GA
  ◆ 僕ってGA!? ― GA
  ◆ ダメ人間からの解放をめざして ― GA
  ・摂食障害 
  ◆ 閉鎖性を生み出すもの
  ◆ 鏡の部屋 ― のぞみの会 
  ◆ コミュニケーションのひずみから ― AKK
  ◆ 家族を語る、そして家族に“気づく”場所 ― AKK
 第4章 被害者の会
  ◆ 孤立との戦い ― つうしん森 
  ◆ 顔の見えない<語り>~恐怖のなかの“つながり”のかたち ― つうしん森
  ◆ 脱マインドコントロールにおけるセルフヘルプ ― カナリヤの会 
 第5章 同性愛者の会
  ◆ 自分を変える、社会を変える ― GLOW、LGN 
  ◆ 支えあう集まりの三つのかたち ― LGN、GLOW
  ◆ ヒドラの顔 ― アカー、LGN、GLOW 
 第6章 育児に悩む親の会 
  ◆ それでも、自分も子供も愛するために ― つくしんぼ、メルヘンクラブ、お元気倶楽部
  ◆ 自分の生き方の肯定 ― 親サポート・RCの会
  ◆ 親の会における癒しとは ― 中卒・中退の子どもをもつ親のネットワーク
 第7章 クリアリングハウス
  ◆ セルフヘルプの架け橋 ― 大阪セルフヘルプ支援センター、クリアリングハウスMUSASHI

第三部 考察 ― 議論の成果
  ◆ 問題の共有
  ◆ 語りの機能
  ◆ SHGという空間
  ◆ 「回復」とは何か
  ◆ 専門家の関与
  ◆ 傷の舐めあい
  ◆ 社会への働きかけ
  ◆ 自立

補論
  ◆ この調査の盲点
  ◆ 被害者に寄り添うことの加害性 ― 緊急座談会より

調査を終えて
  ◆ おわりに
  ◆ 団体名一覧
  ◆ 1998年度社会調査実習参加者一覧
  ◆ 編集後記